花粉である。駐車場の車の屋根には薄い黄色の粉を撒いたようになっている。この季節は、特に今年は例年の2倍以上の花粉が飛散しているとニュースでも伝えていた。誠にうっとおしい限りである。例年、このうっとおしさから逃れるように北見へ行くのだが、残念ながら今年は5月中旬までは行かれそうもない。
昨年、北見の愛し野内科クリニックで定期健診を受けた際に念のため受けた検査でがんの可能性を示す数値が出たため、10月に川崎に戻ってから近くの総合病院で細胞検査を受けたところ、がん細胞が確認された。幸い初期の段階で、他への転移も無かった。しかし、そのまま放置する訳にもいかず品川にある別の大学病院を紹介され放射線治療を受けることになったからである。
自分だけはがんにはならないという、今考えてみると何の根拠もない自信?のようなものがあったが、冷静に考えれば、日本人の2人に1人はがんに罹り、3人に1人はがんで亡くなっているという現実は直視しなければならない。そして、現に身内にも叔母と伯父を始めがんで命を落とした人間がいるのだ。(令和5年3月9日午後5時)
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最近、TVやU=TUBEの番組でも、本屋の店頭でも歯の健康に関する番組や本が目立つようになった。自分もつい5,6年前までは、虫歯で痛みが出てきたとか義歯が破損したとか何らかの支障が生じない限り、こちらから進んで歯医者に行くことはなかった。あのウイーン、ウイーンと回転するドリルでの治療は子供のころからできれば避けたいことの筆頭であった。
ところが年齢とともに何本か自分自身の歯を失わざるを得なくなって、やっとこのままでいいのだろうかという危機感を持つようになった。永年掛かっていた近所の歯科医は、治療については何ら問題はないのだが、歯のケアについてはそんなに熱心ではなかった。こちらから時々正しい歯の磨き方や普段の歯のケアについて聞いたときは説明してくれるが、医師の方から積極的に指導をすることは無かった。
しかも、ほとんど毎回の治療時間は15分で次の患者が待っているので、ケアについてゆっくり指導を受けたり、相談することも憚られた。さらに、女性の助手が一人いるのだが、治療もケアも医師が一人で行い、その女性は専ら医師の補助業務のみであった。
これではいけないと思い、駅近のオーラルケアに熱心な歯科に転医することにした。同医院の案内には「100年耐久のスーパーティ―スをミクロンチューニングで実現する「生涯に一度だけの治療」を目標に最新素材と細心のメソッドの融合」と書かれている。そして、食後3分以内のY字ホルダフロスによる「歯間」ではなく2つの歯が隣接する「隣接面」のケアを指導してくれる。
自然歯の形態を再現し、自然歯に近い素材で修復をするため、同院では主に自由診療による治療を行っている。そのためか他の一般的な歯科に比べると治療費は高くつくが、それは100年耐久のスーパーティ―スを実現するためのコストと考えれば決して無駄にはならない。近年徐々に分かってきているように、歯の健康は全身の健康に深く関わっているようだ。糖尿病や認知症の軽減や予防に貢献できるとするなら決して高い投資とは言えない。(令和5年3月13日、月曜日。午後11時)
<これがホントの お口の磨き方 SMART ORAL CARE (ホワイトファミリー歯科)>
<同上、P.24、P.25より>
<週刊朝日MOOK いい歯医者 2014年版 より>
<同上、最新歯科医療の現場から 2024 P10.P11より>
<現在使用中の歯磨き用具一式>
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